新美 康明

  • メディア(美術展、出版、各種イベント等)プロデューサー。文筆業
  • 株式会社ピエロタ 代表取締役
  • 箱根ドールハウス美術館 館長
  • 牧神画廊、ピッコリーノ保育園、ピッコリーノ学園、NPO法人ピッコリーノ学童クラブ、ドールズハウス・ジャパン、イヌイットアート・ジャパン 各代表、理事
  • 有限会社ピーターパン 取締役
  • 関連団体 役職
    ・日本感性教育学会(平山郁夫会長)理事
    ・日本旅行作家協会 会員
    ・日本使い捨て考現学会 会長

 

新美康明1952(昭和27)年6月17日、名古屋市生まれ。南山中学・高等学校では、新聞部、ラグビー部員として活動。東京教育大学元学長だった梅根悟氏が実験大学として建学した和光大学で、文学と日本画を学ぶ。慶應大学、美学校(絵文字、映画工房)、大阪文学学校、寺子屋教室にも在籍。在学中よりリサイクルショップ、ミニコミ書店の経営に参画。文芸出版社、女性誌の編集者や、アングラ劇団員としても活動し、詩誌「ピエロタ」等の編集発行にも携わる。卒業後は、海潮社、美術誌『求美』編集室等の出版編集部員となる。その間、フリー編集者としても大手各出版社の出版に携わり、漫画から百科事典まであらゆる分野の雑誌書籍の編集に携わる。

1982年、出版編集プロダクション(株)ピエロタを設立。1985年には牧神画廊を銀座に開設。『使い捨て考現学』を上梓し使い捨て考現学会を設立。社会の文化環境、自然環境について、様々なメディアや招聘された環境庁のシンポジウム、数々の講演を通して多様な問題を提起し、社会的に大いに注目される。サントリー地域文化賞も受賞した佐渡版画村運動にも携わり、その活動をまとめて出版。(社)版画村美術館設立にも尽力した。

長野オリンピックでは、公式ポスター(本ポスターおよび競技別ポスター12種)をプロデュース。パラリンピックのポスター および数々のライセンス、キャラクター商品もプロデュース。斬新なデザイン、アイデアで評価を得た。

自ら経営する画廊のほか、各自治体の会場や公立美術館、デパート催事場での種々のイベントや美術展も数々プロデュース。青森県むつ市の美術館の海と森ふれあい体験館など施設基本設計およびソフト運営プランも作成実施。いずれも時代性、個々の場の特性を考えた手作りのユニークな展示および空間創出が評価を得た。世界のドールズハウスや極北の先住民イヌイットのアートをコレクション。現地を取材したのち活字映像媒体に紹介。各地で展覧会も開催している。

文部科学省の学習指導要領の作成に民間人としてはじめて携わり、様々な教育シンポジウム、研究会にパネリストとして参加。教育映画(文科省特選)の編集委員や国際児童画展、ディズニーランド絵葉書コンクール等の審査員としても活躍。日本感性教育学会の設立にも尽力し、理事を歴任。

近年では、特にこどもの教育と環境について、芸術文化をベースにしたプログラムを企画。設立した幼保園、保育園、NPO法人での教育実践、研究にもつとめている。
2017年4月には箱根町芦之湯に箱根ドールハウス美術館を設立。

このように、活字、映像、芸術、空間など、様々なメデイアをトータルに駆使することで、常により創造的で価値あるメデイアの構築をめざしている。